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銀行手数料、大幅アップ=求められる競争の促進
1月12日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十一日】銀行手数料の一部が、過去二年間にインフレを大幅に超えて上昇し、二倍に跳ね上がったものもあることがフォーリャ紙の調査で明らかとなった。
二〇〇三年一月から〇四年十二月までに広範囲物価指数(IPCA)は一八・一三%上昇した。一方、同期間にABNレアル銀行のキャッシュカードの管理手数料は、月額四・五〇レアルから九・〇〇レアルへと二倍に、小切手一枚は一・五〇レアルから二・五〇レアルへと六六・七%値上げされた。ブラデスコ銀行の小切手帳(二十枚)の発効手数料は六レアルから九・七〇レアルへ(六一・七%)上がった。
銀行側はコスト高を手数料の値上げ理由として挙げている。また、様々なサービスを受けられるパコッチ(セット)を選べば、手数料は総額で安く抑えられることを利用者に勧めた。
銀行部門が専門のアナリスト。アシス氏は、ハイパーインフレが収束に向かった一九九四年以降、銀行はサービス手数料を重要な収入源とみなすようになり、さらに銀行間の競争が十分でないことが手数料増額につながっていると分析した。
同アナリストによると、ブラジルは銀行間の競争を促進するシステムがない世界唯一の国だという。銀行部門は、日本の公正取引委員会に当たる経済防衛行政審議会(Cade)の管轄下に入っておらず、中銀は各行の経営状態は気にかけるが、消費者の利益にまでは関心を持っていない。