1月13日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】外国からブラジルへの直接投資額は二〇〇四年に回復を示し、百六十億ドルに上る見通しとなった。〇三年には百億ドルだったので、前年比六〇%の増加となる。投資回復の主因は、国内の景気回復とみられる。
国連貿易開発会議(Unctad)のデータによると、投資額世界ランキングでは、一位は米国の千二百十億ドル。二位は中国(六百二十億ドル)で、ブラジルはメキシコ(百八十億ドル)に次ぐ十位に位置した。ブラジルは〇一年の八位(二百二十億ドル)から二年連続で順位を十四位(百億ドル)にまで下げていた。
世界全体の直接投資額は〇四年に六千百二十億ドルと推定され、前年比六%増と二年ぶりに回復した。米国を除いて先進国向けの投資が減少したのに対し、発展途上国向けは二千五百五十億ドルと記録的増加となった。ラテンアメリカ諸国への投資は総額六百九十億ドルと、五年ぶりに増加に転じた。