1月14日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】結婚後、配偶者以外の異性とセックスした、いわゆる不倫経験者は全国州別に見ると、男性はバイーア州、女性はリオデジャネイロ州がランキングのトップとなった。両者はそれぞれ六四%、三四・八%。反面(俗に言う)裏切り行為最も少ないのは男女ともパラナ州だった。しかしそれでも男性四二・八%、女性一九・三%と決して低い数字ではなく、セックス解放のお国柄を反映している。
サンパウロ市クリニカ病院の専門家チームが全国五地域十三州の男女七千百三人を対象に調査したもので、地域別の性生活の実態、文化風習および生活様式の影響などが狙いとなった。
それによると、冒頭の不倫については男性のトップはバイーア州だが、次いでパラー州が六二・一%、セアラ州が六一・一%と三州が六〇%以上の高率を示した。最低はパラナ州で、次いでサンパウロ州の四四・二%、ペルナンブコ州の四九・二%の三州が四〇%台にとどまった。残りの七州はいずれも五〇%台で、調査対象者の半数以上が不倫経験者だった。女性の場合はリオ州のほか、リオ・グランデ・ド・スル州が三一・七%、リオ・グランデ・ド・ノルテ州が三〇・二%と三割を超えた。最低のパラナ州がかろうじて一〇%台をキープしたのみで、他の九州はいずれも二〇%台を示し、男性より低率なるも、浮気天国を満喫している結果となった。
一週間のセックス回数は、男性がマット・グロッソ・ド・スル州が四回とトップになったものの、最低のリオ州でも二・七回で、残りの州は全て三回以上の健全ぶりを示した。女性はペルナンブッコ州の三・八回をトップに、三回以上と答えたのはロンドニア州(三・五回)、ミナス・ジェライス州(三・〇回)で、残りは二回以上を回答した。
注目されるのは男性のコンドーム使用で、ゴイアス州で四七・八%、ペルナンブッコ州で四七・二%、バイーア州で四二・七%、マット・グロッソ・ド・スル州で四一・六%と上位を占め、いずれも不倫の上位陣である。専門家らは、いつ使用するか明らかにされていないが、外部での性交渉のため病気や避妊に配慮しているのではと見ている。
いっぽうでセアラー州の女性の三一・六%がエクスタシーに達しないと答えたが、これは同州の男性の二八%が平均より射精が早いことに起因すると報告されている。またリオ州の女性の一七・二%がオルガズムを感じないとしているが、同州ではレジャー施設やカルチャーセンター等が多いため、セックスに集中する時間が少ないのが原因だとしている。リオ州に限らずサンパウロなどの大都市にこの傾向が強いと分析している。