1月14日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】ドル安を反映して輸入が急増している。新年第一週の輸出入バランスは、輸出が上回ったものの、例年に比べて輸入の急伸が目立った。
一月第一週の輸入は通関ベースで十四億二千二百万ドルと、一日平均で昨年同期比四一・七%の増加を記録した。これに対し輸出は十七億九千八百万ドルで、昨年同期比三〇・二%増となったものの輸入の伸び率が大きかった。これにより収支バランスは三億七千六百ドルの黒字となった。
新年早々は輸出入とも減るのが常だが、昨年十二月の第一週と比べ、輸出は一〇%減と連年並だったが、輸入は逆に一五%増という現象となった。関係者は、ドル安が続く間はこの現象はさらに顕著になるとの見方を示している。