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スキーやるのが楽しみ=栃木県へ高校生世代3人

1月19日(水)

 栃木県の高校生と同年代の日系子弟との交流を主な目的とし、今年十年目を迎える栃木県南米移住者子弟短期研修生制度。今年はブラジルから三人、パラグアイから一人が二十一日から二月七日まで日本を訪問。高校の授業、部活動、益子焼き絵付け体験などに参加するほか、高校生宅・親戚宅でのホームステイ、スキー研修なども行なう。
 お揃いのジャケットにブラジルを思わせる緑と黄のスカーフを巻いた三人に、日本での抱負を聞いた。
 二度目の訪日となる尾身マルシア諒子さん(18、サンパウロ)は、日本史の授業と同世代の日本人との交流を楽しみにしており、「どういう所が似ていて、どういう所が違うのか知りたい」と話す。
 「日本人の友達を作りたい」と斎藤カタリーナ洋子さん(18、オザスコ)。雪を見るのも初めてという坂田アンドレイア・リアさん(18、モジ市)の楽しみは、やはりスキーだ。
 同制度のOB・OGが帰国後、県費研修員として日本へ行く例も少なくない。横浜の海外移住資料館見学や親戚宅でのホームステイなど、自らのルーツを感じる場面も多いが、引率の坂本益美さん(52)は、「まず日本を知り、日本に興味をもってもらいたい」と話している。