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巨人・桑田が来伯か=各国野球事情視察したい=来年以降

1月20日(木)

 プロ野球セリーグの巨人・桑田真澄投手(36)が来年度のオフ以降、南米を含む世界各国の野球事情などを視察したい、との意向を表している。十五日に日本で行われたサイン会の後、スポーツ報知などに明かしたものでアメリカ・メジャーリーグへの留学を含め、韓国・台湾など野球先進国だけでなく、ドミニカやオーストラリア、南米各国も対象とするという。
 日系人が種をまき、育ててきたブラジル球界からも広島の中継ぎエースとして活躍してきた玉木エンリッケ投手を始め、少数ながらブラジル人もプロ野球で活躍。また近年は、甲子園を目指し日本行きを目指す少年らも多く山形県の羽黒高校や宮崎県の日章学園などが甲子園で「ブラジル旋風」を巻き起こしてきた。
 将来的には指導者を目指す桑田投手は、世界各国の野球を吸収することで指導者としての幅を広げることを希望。「どの国の野球にも素晴らしいところがある。いろんな野球を見て、勉強したい」とスポーツ報知の記者らに語ったという。
 南米視察ではブラジルは外せない国だけに、サンパウロ野球連盟の沢里オリヴィオ会長も「もし来て頂けるなら大歓迎」とスターの来伯を願う。数年前にもある関係者から桑田投手がブラジルを視察したい、という考えを持っていることを聞かされていたと沢里会長は言う。「ブラジル野球界は子供の育成に定評がある。招待状を送って、桑田投手に来てもらうことも検討したい」と前向きな姿勢を見せた。