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半数以上は空き家のまま=下議官舎改装に2400万RS

1月21日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】下院議会は今年、ブラジリアの高級住宅地にある議員官舎(マンション)四百三十二戸のうち百四十四戸の改装費用として、二千四百万レアルを出費する。一戸当たり平均で十六万六千レアルの改装費となる。
 第一期改装工事の入札はすでに行われ、第二期工事で一戸の官舎は二戸または三戸に分割される予定。一戸当たりの面積は四百平米を超え、官舎と同等のマンションの価格は、八十万レアルから百万レアルに上るという。
 場所、規格とも申し分なく、費用も政府が負担するにもかかわらず、実際に入居しているのは半数以下の百九十九戸で、残り二百三十三戸は空き家となっている。古い、毎日の維持管理が大変、以前の入居者に荒らされて状態が悪いことなどを理由に入居を拒否する下議らは、ホテル住まいを希望する。
 独身議員や、家族をブラジリアに連れて来ておらず、現在ホテル住まいの議員は全員、官舎の分割改装により小さくなった官舎を保証される。官舎を利用しない議員は現在、月々三千レアルの住居手当を受け取っている。
 今月初めまで、十四戸の官舎が元下議らに不法占拠されていた。フォンテレス検事総長が不法占拠を連邦最高裁に告発したことで、元議員らはやっと明け渡したという。票の買収行為により選挙地裁から罷免されたロジェーリオ・シウヴァ元下議(マットグロッソ州)も、議員権回復を申し立てているとして、官舎を占拠し続けている。