1月21日(金)
セーラ市長が居住するサンパウロ市アウト・デ・ピニェイロス区で、高級住宅を専門に狙う強盗、婦女暴行犯を警察が追っている。犯人は黒人でアバタだらけ。前もって襲う住宅を綿密に調査し、白昼に塀を飛び越え単独で犯行に及ぶ。男性不在の時間帯を狙って貴金属や現金を奪い、家政婦や女性に暴行を加える。隣地が建築中、または立木や草むらのある住宅が特に被害を受けている。
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セアラ州フォルタレーザ市近郊にあるクンブッコ浜で十九日午後、パラセイリングを楽しんでいた夫妻が二十メートルの高さから墜落し、夫(38)が即死、妻(31)は重傷を負った。事故原因はパラシュートを引っ張っていたジープのロープが強風で切れたためで、運転手は二人を助けずに姿をくらました。このスポーツはあまり危険とみなされておらず、法的規制はない。
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リオデジャネイロ州で昨年に一日平均八人以上の観光客が強盗や窃盗の被害に遭った。観光客に対する犯罪は昨年過去最高を記録。犯罪の約六割が窃盗、約四割が強盗だった。事件の大半が海岸で発生しており、月別では二月が最も多い。警察は防犯の手引きの配布など、対策に取り組んでいる。
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教育省の教育研究院(INEP)が、国内五大都市で公立校の実態調査を行った。生徒の保護者らは学力低下もさることながら、校内暴力の横行が最大の悩みだと異口同音に訴えた。大都市の低所得地域にある学校内の治安は悪く、無法化しているという。生徒による凶器の校内持ち込みや生徒同士の暴力、刃傷沙汰は珍しくない。特に暴力事件を日常茶飯事に見ている大都市の生徒は、感覚がマヒするらしい。