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スザノ=79歳住職、撃たれ負傷=高野山常明寺 強盗押し入り発砲

1月25日(火)

 スザノ市内にある高野山常明寺に十九日夜、男女二人組が押し入り、住職のイセリ・ミツオさん(79)が銃で撃たれて負傷した、と地元紙「ジアーリオ・デ・スザノ」が報じている。イセリさんは市内のサンタカーザ病院に運ばれたが、軽傷だったという。警察では強盗傷害事件とみて、逃げた二人の行方を追っている。
 同紙によると、銃などを持った二人が寺に押し入った時、イセリさんは境内の中にいた。「金をよこせ」と銃で脅した男に対し、イセリさんは首を左右に振って金がないことを伝えたところ、逆上した男は銃を三発発砲。うち一発がイセリさんの胸から背中を貫通したという。二人組はその後、ノヴァ・ポア方面に逃走した。
 銃声とイセリさんの悲鳴を聞いて外の飛び出してきた寺の近くの住人が、血まみれになって倒れているイセリさんを発見し、警察と救急に通報。イセリさんは病院での経過が良好だったため、自宅で静養することになったという。