2月1日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】今月二十五日に橋の一部が崩落して死者一人、重軽傷三人が出た国道一一六号線レジス・ビテンクール道で、さらに九カ所の橋が崩落の危険にさらされていることが明らかになった。
橋の中には四年以上も放置されているものや、すでに崩れ始めて段差が生じ、雨水が溜まっている個所もある。この国道はサンパウロ州とパラナ州をつなぐ主要幹線道路で、特にトラック貨物輸送が多いことから、関係者は運輸省の怠慢を指摘している。
パラナ州では、三十三キロ地点のサルテーニョ川に架かる全長百十メートルの橋のたもとが腐食して、路面を侵食している。四キロ地点のセドロ川の橋も段差が生じて水溜りができている。一キロのパルジーニョ川の橋も同様の状態で、いつ崩落してもおかしくない有様だという。また、トリンダデ橋は六カ月前に閉鎖されながら、未だに修復作業が始まっていない。
サンパウロ州側では、それぞれ四百八十九、五百四十一、五百四十三、五百五十五キロ地点の橋に欠陥があるが、現在の所、手がつけられていない。トラックの運転手は「どの橋を通過する時も徐行して細心の注意を払う」と語っている。