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東西南北

2月1日(火)

 サンパウロ州内陸地方で最近降った雨による死者が十一人に上り、二カ所で橋梁が落ちた。クラーロ川流域とアラサトゥーバ市に非常事態が宣言された。ビラック市やペナポリス市も近く非常事態を宣言する。リオ・クラーロ市近くのコルンバタイ川の橋が落ち、車両二台が転落、二人が死亡。また、プロミソン市近くのマレッシャル・ロンドン国道の橋が落ちた。すぐに通行止めにしたため犠牲者はなかった。
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 サンパウロ市南部インテルラーゴス区の第二十七大隊に所属する軍警レイス中尉が二十九日、同僚の警官の殺人未遂容疑で逮捕された。中尉は二十八日夜、同僚に向かって十発発砲した疑い。同僚は病院に運ばれたが重体。事件の詳細は未発表だが、恋人の家の前で同僚が発砲してきたため、強盗と思い反撃に出たと中尉は供述している。
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 サンパウロ市中心部の車道や歩道上のマンホールが盗まれる被害が続出。ここ三カ月の間に市の管轄するものだけでも一日三個の割合で路上から消えるという。盗難後開いた穴に落ちる危険はもちろんのこと、一つ百三十二レアルもするふたの補充費用がばかにならない。溶かして売っても四レアルにしかならないのに…。
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 建築家、ジュリオ・ネーヴェス氏によるサンパウロ市近代美術館(MASP)別館の建築構想が、また話題になっている。同氏は昨年十一月に館長に再選され、長年の夢を実現したいらしい。別館は事務局とコース用教室に利用され、高さ百十六メートルの鋼鉄製の角柱で建てる。現在のMASPの四・五倍の高さ。旧館と別館は地下道で結び、展望台は有料とする。建築許可は認可済み。