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支払いは小口債権者優先=市への未払い請求締め切り=サンパウロ市

2月2日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】サンパウロ市財務局は三十一日、市の公共事業やサービスを履行した後、代金が未払いとなっている件の申請登録を締め切った。これはセーラ市長が就任の折、前市政の債務支払いの一環として、権利を保有する業者や個人に対し一月三十一日迄に書類を沿えて登録するよう指示したもの。
 未払いは六百件、支払い額は八億五百万レアルに上ると見積っている。支払い方法は未定だが金額の少ない分から払い出し、大口は後廻しと言明している。前市政は十二月に、業務不履行を理由に全ての契約をキャンセルし、不払いを宣言して紛糾した経緯があるが、セーラ市長はこれらも正当な書類を提出することを条件に支払いを認めるとした。
 マルタ前市長は離任時、市には三億七千六百万レアルの準備金が現金であり、これで負債は一掃できると言明したが、財務局の試算では負債は一万三千件総額二十億レアルとみている。前市長が前のピッタ市長から引き継いだ時の負債は十億レアルだった。