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人気アナウンサー宅に強盗=リオ=抵抗に失敗するも命拾い

2月3日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】TVグローボ局で高い視聴率を誇るニュース番組ジョルナル・ナショナルの人気ニュースキャスター、ウィリアム・ボーネル、ファチマ・ベルナルデス夫妻の住宅に強盗が押し入り、金品を強奪して逃走した。ボーネルさんが抵抗を試みて犯人ともみ合い、右肱に打撲症を負った。ファチマさんや家族は無事だった。
 リオ市バーラ・ダ・チジュカ区の夫妻の高級住宅に一日午前二時ごろ、ピストルを持った強盗が侵入、二階で寝ていた夫妻から現金、宝石とラップトップ型パソコンを強奪した。ボーネルさんは犯人の隙をみて襲いかかったが顔面をなぐられ転倒、その際に右肱を打撲した。ボーネルさんによると、犯人は落ち着いており、「下手な真似をすると殺す」と言われただけで済んだと胸をなでおろしている。
 さらに犯人は「職業は」と聞いたので「テレビ局に勤めている」と答えると、「そこで何をしている?」「ジョルナル・ナショナルのアナウンサーだ」と言うと興味なさそうに「フーン」と言ったという。犯人は夫妻を便所に閉じこめて逃走した。別室で寝ていた家政婦が騒ぎに気づいて夫妻を助け出した。また隣室で寝ていた七歳の三つ子は朝まで気がつかなかった。