2月3日(木)
日系ブラジル人留学生三人を擁する山形県の羽黒高校が一月三十一日、春の選抜高校野球大会(春の甲子園)に出場が決まった。同日行われた選考委員会で三十二校の出場校に含まれることが決まった。
一九九九年以来、日系人留学生を補強し、甲子園出場を目指してきた同校。昨年夏の甲子園には悲願の初出場を果たし、エースの片山マウリシオら三人の日系人が大きく貢献してきた。
秋の県大会や東北大会でも優勝していただけに選抜への出場はほぼ確実視されていた。サンパウロ野球連盟の沢里オリヴィオ栄志会長も日本に招待されており、甲子園で観戦する予定だという。三十一日に日本から電話連絡を受けた山形県人会の国井精副会長は「まあ大丈夫だとは思っていましたが、決まると安心します。頑張って欲しい」と話していた。
組み合わせ抽選会は三月十五日に行われ、大会は二十三日に開幕する。