2月5日(土)
[ロンドリーナ]ブラジル熊本文化協会(県人会の正式名)の福田康雄会長は、去る一月九日、汎ロンドリーナ熊本県人会の総会、母県からの高齢・米寿章の伝達式に出席したあと、笠戸丸移民の唯一の生存者、当市内在住の中川トミさんを、日下野良武理事長とともに訪問、激励した。
トミさんは熊本弁で語りかけて来る両氏にすっかりうちとけ、思い出話や父親から聴き覚えの「第六師団の歌」などを披露した。
三時間の訪問もあっという間に過ぎ、福田会長は「トミさんを元気づけようと思ってきたが、逆にこっちが元気づけられた。トミさんはことし白寿だが、百歳どころか、移民百年祭まで大丈夫。頑張ってください」と、またの再会を約して、名残惜しそうに、家をあとにした。(中川芳則通信員)