連続4件の車強盗発生=リベルダーデ区近くで=警察の怠慢で被害拡大=サンパウロ市
2月8日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】サンパウロ市ベラ・ヴィスタ区ペドローゾ通りに架かるペドローゾ橋のたもとで三日夜から四日未明にかけて、四件の連続車強盗が発生した。犯人に持ち去られた盗難品の一部がリベルダーデ通りで発見されたことから、犯人グループは日系人の多く集まるリベルダーデ区にも出没している可能性もあり、当局では警戒を呼びかけている。
被害のあった場所はいずれも同じで、南部方面行きのヴィンテ・エ・トレース・デ・マイオ大通りからバイパスに入りペドローゾ通りに突き当った個所。左に折れるとリベルダーデ通りやベルゲイロ通りに入り、右折するとブリガデイロ・ルイス・アントニオ大通りに通じる要所。犯行は三日午後九時四十五分と十時三十分、四日午前〇時十分と四時四十五分で、警察は同一犯人グループの仕業とみている。
被害者は全員一人乗りの女性で、一様に助手席にハンドバッグや所持品を置いていた。犯人らは信号で停車した車に近づき、一人が運転手をピストルで威嚇している間に、もう一人が助手席側の窓ガラスを割り所持品を奪って逃走するパターンとなっている。
逃走経路はヴィンテ・エ・トレース・デ・マイオ大通りに逃げ込むか、横切って反対側のリベルダーデ区に容易に入り込めることで、犯行場所としては恪好となっている。被害者の一人は犯人らが近づくのに全く気がつかず、逃亡も素早かったという。車で犯人らを追ったが、すぐに姿を見失ったと証言している。
三人目の被害者の女性は被害直後、190番(軍警オペレーション・センター)に通報したが、パトロールカーが一向に現れないため、アクリマソン区第五警察署に被害届けを出した。その後午前四時四十分ごろ、所持品の一部でも発見できないかと現場に戻ったところ、犯人グループがまだたむろしているのに驚き、すぐ警察に通報した。その五分後に犯人らは同様の手口で第四の被害者の車に襲いかかり、二度びっくりしたという。
リベルダーデ区をパトロールしていた軍警は、センターから事件発生の通告はなかったと話している。また第五警察署からも連絡はなかったとのことで、被害者らは警察の怠慢だとして当局上層部に告発する意向を示している。
同夜、第五警察署には十八件の強盗や盗みの被害届けが出された。