2月8日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】イギリスを訪問しているパロッシ財務相は五日、今年で期限切れとなるIMFとの融資契約を更改して延長する可能性が高いことを示唆した。ただし正式決定は三月に行うことを明らかにした。
同相はロンドンで開催されているG7(先進七カ国)の蔵相および中銀総裁会議にイギリスのブレア首相の招へいでオブサーバーとして出席しており、五日の朝食会で各国のメンバーに対してこの旨発表した。同会議ではブラジルの動向が話題になっていた。
同相によると、同じく会議に出席したIMF代表との話し合いで、IMF側が「ブラジルの必要に応じて支援する用意がある」とのコメントを得たことで、契約延長を前提として検討することを約束したという。さらに、これまでは経済成長の目標達成がIMF融資に不可決だったことから契約内容は厳しいものとなっていたが、一応の目標を達成したことで、今後は融資準備金としてブラジルに有利な条件で契約する方向に持っていくとの見解を示した。これにつき担当者をワシントンに派遣し、事務レベルでの話し合いに入るよう指示したことも明らかにした。