2月11日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】自動車生産協会が発表したところによると、一月度の自家用車生産は十六万台に達し、これまでの一月度生産の最高記録だった二〇〇四年一月の十五万六千台を上回った。ただし昨年十二月対比では一四・九%の減少となった。一月は各社レイオフを実施したのが原因。これまで単月での生産最高記録は、昨年九月の二十万三千台となっている。
いっぽう一月の販売台数は十万六千台で、二〇〇〇年以降では最低となった。昨年十二月(史上最高の十七万八千台)と比べ四〇%のダウンとなった。この販売について同協会は、十二月が二〇〇四年の各月平均販売の三五%増と高水準だったしわ寄せが一月に来たとみている。輸出は六億三千七百万ドルで昨年一月の三四%を記録して生産台数同様、一月度での史上最高となった。
今年の予想については、これまでの見通し通り、国内販売は二〇〇四年比四%増の百六十四万台で、生産は五%増の二百三十万台。輸出は七%増の八十九億ドルを見込んでいる。ただ輸出はドル安とコストアップで競争力を失っており、昨年より鈍足の上昇になるとしている。