ホーム | 日系社会ニュース | 田畑体制を正式決定=日本祭り=近く新会場と契約へ=県連                                                        2月12日(土)

田畑体制を正式決定=日本祭り=近く新会場と契約へ=県連                                                        2月12日(土)

 急逝した日本祭り実行委員長、有北和田之示(ゆきみ)奈良県人会長の後任として、十一日に宮城県人会新会館で午後二時から行われた県連・臨時代表者会議で、田畑稔・鹿児島会長が昨年に続き再就任することを正式に決定した。
 「みなさん全員が実行委員長のつもりで取り組んでいただけるのなら」と条件をつけた上で、「之示さんの霊を尊重しながらやっていきたい」と田畑新実行委員長は語った。なお、故有北会長は名誉実行委員長。
 田畑会長が実行委員長になったことにより、空席になった副実行委員長席の一つは今後、検討される。
 その他、今年から初めて徴収される入場料は大人を五レアルとしたい執行部の意向が表明されたが、現在はルアネー法に抵触する部分がないか調査中。
 サンパウロ州農務局のイミグランテ新会場との契約を始めるとの報告もあった。とりあえず来週中に、新会場の屋根なし部分(一万八千七百平米)の契約を行い、賃貸料(十一万二千レアル)の一割を手入れ金として払う。屋根あり部分に関しては必要に応じて、順じ契約していく旨、説明された。
 中沢県連会長は「いろいろ支払いが生じるので、できるだけ会費を早めに払って欲しい」と要請。加えて、各県人会から二人ずつ若者を実行委員に指名してほしいと語った。
 大西博己・広島会長から万が一、今年の日本祭りで赤字になった時は県人会も負担するのかどうかとの質問があり、中沢県連会長は「主催は県連であり、その収支については県連が責任をとる」との明言した。
 三時半過ぎに終了した同会議には、四十人以上の出席者があり、中には長友契蔵・宮崎新会長、鈴木康夫・茨城新会長、木原好規・和歌山新会長らの姿もあった。