ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
04年、鶏肉輸出世界一=鳥インフルエンザ追い風に
2月16日(水)
【ヴァロール紙十三日】ブラジルは〇四年、鶏肉を二百四十七万トン輸出して世界最大のブロイラー輸出国になったと鶏肉輸出協会(ABEF)が発表した。数量は前年比で二六%増、金額は四四%増の二十六億ドルだった。
有利な市場展開をもたらしたのは、競争国で発生した鳥インフルエンザだったと、ABEFのカルドーゾ会長が述べた。また従来の一羽丸ごとの輸出から、単価で有利な正肉輸出へ変更したことも、輸出増加に拍車をかけたという。
全輸出に占めるアジア向け輸出が、前年の二四%から二九・九%へ増加したことに、鳥インフルエンザの影響がうかがえる。アジア地域がブラジル最大の顧客となったのは初めて。日本は前年比一一五%増の五億九百四十万ドル分をブラジルから輸入した。
従来からの最大顧客だった中東は〇四年に二九・五%から二七%へ後退した。EUも二六・九%から一八・八%へ縮小。これまでブラジルの強敵だったタイは、ブロイラーに衛生処理を施し、地域販売に限定した。
ロシアのブロイラー輸入でブラジル輸出枠は、七・四%から六・四%に引き下げられた。しかし、他の国が枠を満たすことができないためブラジルが肩代わりし、割り当て六万八千トンが十九万一千トンに増量した。〇五年も同様の事態が起こると予想される。
ドル安の影響は、ブロイラー輸出の利益が三億三千万レアル減収したとABEFはいう。ドル安が現状で推移するなら、年間で七億五千万レアルの損害とみられる。一ドル二・七レアルのレートが継続すれば、〇五年度輸出は年初目標である一〇%増が二%増に減少するとABEFはみている。