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東西南北

2月18日(金)

 カヴァルカンチ新下院議長は議長選挙の公約である、下議のお手盛り案実施に取り掛かった。下議の給料も最高裁判事と同じ二万一千五百レアルにするという。新議長との対決で、PTは第一党の貫禄を見せると意気込んでいる。ベルナルド下院予算委員長は、下院を議員労働組合にしないと述べた。選挙で公選された議長だから軽視はしないが、勝手な真似はさせない。聖職者くずれなど歯牙にも掛けないとしている。
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 サンパウロ市ベラ・ヴィスタ区の高級住宅街を、東洋系の男がネクタイに背広姿でマンション購入希望者と偽って徘徊している。東洋系の男は、不動産業者を通じて前以て下見の訪問をする。次にマンションの管理人室を訪れると小銃を抜いて共犯者七人を入れ、建物内の案内を命じる。行動の早さと手慣れた様子から、マンション専門の常習犯とみられる。
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 武装した五人組の男が十八日朝、パウリスタ大通りにあるアルゼンチン国立銀行に押し入り、現金を強奪して逃走した。被害額は未公表。犯人らは清掃用品の配達人のふりをして駐車場に入った後、警備員を銃で脅して行内に侵入した。犯行はビデオカメラで撮影されており、警察は犯人の身元の確認を急いでいる。
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 十五歳から十九歳のブラジル人の若者で構成されるハッカー集団が、六カ月の間に一万三千五百件のインターネットサイトに侵入し、内容を書き換えていた。十三日には、六月に公開予定のハリウッド映画の予告編に、社会の不正に抗議したポ語のメッセージが挿入された。英国のニュースサイトによると、ブラジルを発信源とするハッカーの攻撃が増加しているという。