2月18日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】サンパウロ州サッカー連盟は十四日、名門のサンパウロチームのレオン監督に向う六十日間の出場停止処分を言い渡した。
問題となったのは五日に行われたウニオン・バルバレンセとの試合で、二対二で引き分けた直後、レオン監督が暴言を吐き侮辱したとして主審が連盟に提訴したもの。これを受けて連盟は規定により法務審議会に同監督を召還して事情聴取を行った。
席上同チームの弁護士が問題となった試合のビデオテープを再生しながら、レオン監督の正当性を主張したが認められず、審議委員は選手ならいざ知らず、監督としてあるまじき行為として満場一致で出場停止処分を決定した。同連盟の規約百八十八条で審判の侮辱や不法行為は、六十日から七百二十日の出場停止を適用すると規定されている。
チーム側は控訴する意向だが、認められない場合、レオン監督は四月十七日の対モジ・ミリン戦まではベンチ入りが禁止される。
レオン監督は日本のJリーグでヴェルディ川崎の指揮を取ったこともあり、日本でも知名度は高い。ブラジルでは数年来、名監督の一人に挙げられている。