2月22日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十一日】カヴァウカンチ下院議長(PP=進歩党)は二十日、ゴイアス州リオ・ヴェルデ市で実施されたPPの党大会で、二〇〇六年の大統領選ではルーラ大統領の再選ではなく、カルドーゾ前大統領の出馬を支援する可能性を示唆した。
「ブラジル社会民主党(PSDB)との会合でカルドーゾ前大統領の出馬を好意的に受け止めると述べたが、政治はダイナミックなものであり、決定したわけではない」と同議長は述べた。PSDBとの会合は十五日深夜に行われ、その時に同議長は下院議長選での同党の支援を取り付けている。
ルーラ大統領再選をPPが支援するかどうかについては、「大統領による。PPに対する態度により彼の取り分が決まる。国益にかなう人物が私の支援する大統領候補だ」と答えた。
PPに対する態度とは、PPから一人または二人をすみやかに閣僚入りさせることを意味する。「すみやかな閣僚入りを望む」とした同議長は、どの大臣かについて「我々がすみやかにすべてを引き受けられる、財務大臣のポストが望ましい」と冗談を述べた。
同議長はまた、下院のコーポラティズム(協調組合主義)が同議長の勝利を導いたとする批判に激しく反ばくし、無能や世話の焼ける男などジェノイーノPT党首を厳しく攻撃した。同党首は、議長を直接批判したのではないと述べ、PTは議長と互いに尊重しあう関係を築きたいことを強調した。