百周年特別委員会の条例案を渡すサンパウロ市議会でのセレモニーは、華やかな雰囲気に包まれていたが、なぜかコロニア行事の常連の顔が少ないと感じた。
ブラジル人が約半分、残りを日系地方政治家、市役所や州政府の日系幹部職員などが占めた。約三百人もが参加する百周年関連の重要行事なのにコロニアの顔が見えない。「エライ人ばかりだが、肝心の日系社会将来像が提示されていない」と山田岐阜県人会長は繰り返す。
今までまったく動きが見えなかった祭典協会の、突然のブラジル社会へのアピール。タイミングからすれば、やはり百周年の今後の鍵を握るのは、文協会長選挙なのか。でなければ、県連が言うような話し合いのテーブルにすらつかないのだろうか。議論を尊重すると上原理事長は常々強調するが・・・。(深)
05/2/23