2月24日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】アンケート調査によると、ルーラ大統領の支持率は上昇したが、政権支持率は下降した。また、二〇〇六年の大統領選挙ではルーラ大統領が再選されるとの結果が出た。政界で問題となっている暫定令二三二号をほとんどの人は知らず、この問題への無関心さが明らかとなった点も注目される。
全国商業連盟の委託で全国運輸連合(CNT)が十五日から十七日にかけ、全国百九十四都市で二千人を対象に調査した結果、大統領支持率は六六・一%で、前回十二月の調査の六五・四%を上回った。政権支持率は四四・五%から四二・六%へと減少した。
次期大統領選第一次投票では、ルーラ大統領が四四・四%で、ほかの仮想候補のセーラ(一八・三%)、ガロチーニョ(一二・四%)、セザル・マイア(五・四%)その他(〇・八%)の合計三六・九%を上回った。第二次投票では、対セーラ五二%対二九%、対カルドーゾ五六・五%二二・九%、対アウキミン五七・二%対二一・四%で圧勝が予想されている。
暫定令二三二号は一六名が知っていると答え、三六%は聞いたことがあるとした。同性同士の結婚には六〇%が反対。武器所持は反対と賛成がともに四八%で世論を分けた。失業不安は四八・四%で前回の五三%から減少した。社会問題では治安が一三%で前回の一〇%より上昇、保健衛生は前回わずか五%だったが一一・三%へ急上昇した。