街路樹の多さが、印象的だ。人口当たりの樹木の数は南米で屈指。円錐形をした中央教会の頂上(百二十四メートル)から見下ろすと、それがよく実感出来る。環境都市マリンガを、市民は誇らしく思っているそうだ。
町の名は、一九三〇年代後半の開拓初期にヒットした歌からとった。音の響きが、木こりの掛け声にピッタリ。山々にこだましていた。
サンパウロからの高速道路沿いに、森と言えるものはもう見られない。市の中心街にある「インガ公園」に、まだ原始林が残されている。
街路樹を許可無く切ればかなりの罰金だ。開発の名の元に、不法伐採は絶えないらしい。
京都議定書が十六日に発効。先進諸国に、温室効果ガスの削減が義務付けられた。省エネ技術を持つ日本。ブラジルと排出権取引をしませんか? (古)
05/2/24