2月26日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】サンパウロ市東部地区で二十四日、集中豪雨で立往生した車の車内に閉じ込められた四人の救出劇が繰り広げられた。九カ月と四カ月の乳児二人を含む全員が無事救出された。
アシス・リベイロ通りで午後三時、折からの集中豪雨の中を走行していた自家用車が、脇を走行していた大型トラックが引き起こした波を受けてエンジンが停止、その後、水かさを増した同通りで立ち往生した。水量は車の半分の高さまで上昇、このため運転手の五八歳の女性と孫二人、嫁(四カ月の子の母親)が閉じ込められた。これを見た付近の住民十人が水中に入り、四人を助け出した。
この時の集中豪雨で市内八カ所が通行止めとなった。アリカンドゥーバ大通りは、通常の渋滞が九十八キロだが、この時は百二十九キロとなった。また、市内各所で観測されていた大気汚染は、この降雨で解消した。