3月2日(水)
〇四年をベースとした所得税(個人)の〇五年度申告が一日に始まった。申告期限は四月二十九日。申告対象者は、一、〇四年に一万二千六百九十六レアル以上の収入があった。二、収入は免税以下でも、課税対象となる臨時収入が四万レアル以上ある。三、八万レアル以上の資産がある。四、資産の売却があった。五、共営者である。六、有価証券を購入した。七、農業で六万三千四百八十レアルの収入を得た。
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米国国務省が二十八日に発表した、世界の人権状況についての年次報告の中で、ブラジルは厳しい批判を受けた。連邦政府は全般的に人権を尊重しているが、州政府レベルでは貧困の放置など課題が山積、司法は業務が緩慢、農地で暗躍する犯罪グループと共謀している疑いがある、警察は職権を濫用し違法に処刑を行う―など。政治犯の拘束はなく、報道、宗教集会の自由は保障と評価。
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アラゴアス州の地元紙によると、同州アラピラカで二十四日、六十五歳の女性が三二五〇グラムの男児を出産した。母子ともに元気。世界最高齢出産の記録は、体外受精で妊娠し今年一月、女児を出産したルーマニアの六十六歳の女性とされるが、今回のケースは自然妊娠としては最高齢とみられる。出産した病院の医師によると、妊娠六カ月当時、膨らんだおなかを見た自治体関係者が腫瘍(しゅよう)かと心配し受診を勧めるまで、女性は妊娠に気付かなかったという。年齢は出生証明書で確認された。女性は極めて貧しい上、夫が病気で約二週間前に死亡。地元自治体が養育費を補助する。(共同)