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セクシーさで勝負!=伯製ランジェリー、静かなブーム

3月4日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】ブラジルの繊維業界は今年、セクシーさで勝負。大胆なデザインと肌触りの良さでランジェリーが国内外で静かなブームを呼んでいる。
 国内繊維工業協会によると。昨年のランジェリー生産は六億五千万着で国内外の売り上げは十二億五千万ドルに達した。これは全繊維製品の五・二%に相当し、輸出は一九・五%増加と、二〇〇〇年以来の最高となった。
 ブラジル産のビキニや水着などのビーチウェアは、デザインや色調の斬新さと布地の良質さで世界で爆発的なヒット商品となっていることから、ランジェリーの相乗効果を狙って各社は増産体制に入っている。これまで各社の輸出は生産の一〇%から二〇%を占めていたが、今年は三〇%から四〇%とする意向を表明している。
 ビキニの輸出については各国の女性の好みも調査済みで、「昼はビキニ、夜はランジェリー」でセクシーをアピールしていくと意気込んでいる。注目されるのはイスラム教圏内での輸出が増加していることで、業界は、昼は顔を隠すが夜の自宅では解放されて、大胆なランジェリーを好むのはどこの国の女性も同じだとしている。