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不渡り小切手、女性に増加=職場進出で可処分所得増える

3月4日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】不渡り小切手(シェッケ・センフンド)発行の五一%は女性で、年齢層は二十一歳から四十歳と若年に多いことが明らかになった。金額も五十レアルから二百レアルの間が多かった。
 口座残高やブラックリストなどの照合機関、テレシェッケの調査によると、四千百七十九件のシェッケ・センフンドの内、五一%が女性だった。このうち二十一歳から四十歳が六八%を占めた。その理由は、収支の管理不行き届き(二九%)、親戚や友人の融資への名義貸し(一四%)、給料の遅配(一三%)、失業(一二%)の順。
 女性が増加したのは過去三年の間で、女性が職場進出し、収入を得て自由に散財できるようになったのが原因とテレシェッケはみている。さらに主婦の購買意欲が増したのも一因だという。業種別に見ると、ガソリン・スタンドが一四%とトップで、スーパーが一一%、衣料品店と靴店がそれぞれ九%。既婚者は四七%、高卒が四一%を占めている。現金一括払いが三六%、二回払いが二二%、三回払いが一九%となっており、商店側の提供する長期ローン販売も不渡り小切手増加の一因となっている。