3月4日(金)
サンパウロ総領事館で三日行われた「小泉首相の揮毫」引渡し式。グァタパラ文協関係者に手渡された模様は同日付七面で報じたが、もう一枚の揮毫が届いている。
それは一メートル四方の和紙に「日日新 新天地」と書かれている。総領事館で包みを開封した小泉首相のいとこ、井料堅治さんも二枚あることには気付かなかったという。
この揮毫は、ニッケイ新聞社の高木ラウル社長が飯島勲秘書官に別に頼んであったものだが、今回一緒に送られたという行き違いがあった。
領事館に出向き、揮毫を受け取った高木社長は「今年の文協五十周年を記念してこの揮毫を石碑にして、寄贈したい。文協敷地内にある庭園に置くのがいいのでは」との考えを明らかにした。
庭園は一昨年、高木社長が会長を務めるオイスカ総局が協力し、改修工事をした経緯がある。すでにニッケイ新聞社からは、文協の伝田英二副会長に連絡。申し出は次回の理事会にかけられるという。
高木社長は六、七月を予定する石碑設置に向け、「キャンペーン活動を行っていく」と話している。