アルゼンチン生まれの革命家チェ・ゲバラの青年時代を描いた映画を、ブラジル人監督が撮った。ゲバラが挑んだ南米縦断バイク旅行に焦点をあて、その主題歌が今年のアカデミー賞で受賞した「ディアーリオ・デ・モトシクレッタ」だ。
秀作とはいえ、ブラジル人が舵を取って映画化したことを、素直に喜べないアルゼンチン国民も多いはず。なにせ、両国はライバル同士だ。
先週アルゼンチンであったトヨタの新車発表会。ブラジル人記者が「こっちにばかり投資しているが、ウチにはどうなんだ?」と質問した。犬猿の仲とは聞いていましたが……。会見後、幹部も舌を巻いていた。
労働者の質がアルゼンチンの魅力だとトヨタはいう。最近はブラジルサッカー界の名門チームでさえ、選手とコーチを「輸入」しているくらいだからなぁ。 (大)
05/3/8