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セーザル・ラッテス博士が死去

3月10日(木)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙九日】ブラジルが誇る世界的に有名な物理学者セーザル・ラッテス博士が八日、カンピナス大学病院で心臓マヒで死去した。享年八十歳。同博士はパイ中間子の発見者で、ブラジル物理学会の父といわれた。二〇〇四年に妻に先立たれ、精神的衝撃が大きかったようだ。
 一九二四年クリチーバ生まれ。二十三歳のとき英国ブリストル大学でセシル・ポーエル博士のスタッフとなり、宇宙線を原子に照射した結果生まれる物質の研究を行った。ブラジルへ帰国後、サンパウロ大学で研究を続行した。