3月16日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】ルーラ大統領とジェノイーノ労働者党(PT)党首、ジルセル官房長官、パロッシ財務相、グシケン大統領府広報長官をはじめ重要閣僚らは十三日夜、大統領別邸で会合を開き、内閣改造について話し合った。内容は、十七日までに最終決定される見通し。
大統領はウンベルト・コスタ保健相(PT)を更迭し、シロ・ゴメス国家統合相を後釜にすわらせる決断を下したとみられる。また、アウド・レベーロ国対委員長(ブラジル共産党=PCdoB)はジョアン・P・クーニャ下議(PT)に、アミール・ランド社会保障相はロミーロ・ジュカー上議(ブラジル民主運動党=PMDB)に、マリーナ・シウヴァ環境相(PT)はロゼアーナ・サルネイ上議(自由戦線党=PFL)に交代する見通しとなっている。
ネルソン・マシャード予算管理相(PT)はジョルジ・ビタール下議(PT)もしくはパウロ・ベルナルド下議(PT)への交代が予定されているが、ジルセウ官房長官はビタール下議、パロッシ財務相はベルナルド下議を推薦し、最終決定には至っていない。国防相には、辞任すると見られていたアレンカール副大統領(自由党=PL)が、引き続き兼任することに決定された。
アギネーロ・ケイロススポーツ相(PCdoB)は進歩党(PP)党員に交代予定で、エウニーシオ・オリヴェイラ通信相(PMDB)とリカルド・ベルゾイーニ労働相の交代も取り沙汰されている。交代が確実視されていたオリーヴィオ・ドゥトラ自治相は留任の予定。