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脱税に目を光らす国税庁=最多は家賃収入の申告漏れ

3月18日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】所得税申告の時期となったが、例年になくライオンと呼ばれる(脱税という獲物を捕獲する)国税庁吏員が目を光らせている。
 とくに対象となっているのが、芸能人や有名モデル、財界要人など、これまで雑誌やテレビのインタビューで経歴や住宅を紹介された人らで、吏員は内容をコンピューターに入力しており、今回の申告と照合する。このほか、プロサッカー選手、医師、弁護士、歯科医、ジャーナリストなどの自由業も査定を厳しくする構えを見せている。
 これには交通局の自家用車登録で、高級車購買リストを作成しているほか、不動産登録もコンピューターに入力している。これまでの脱税で最も多いのは不動産の家賃収入を申告しないケースだという。このほか、銀行口座で通称小切手税(CPMF)の大口徴収者のリストも作成しているという。