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懸念される米国金利上昇=ブラジル政府の外資調達困難に

3月24日(木)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十三日】米連邦準備制度理事会(FRB)は二十二日、米国経済の回復に伴うインフレ懸念を理由に、フェデラルファンドレート(FFレート)を〇・二五ポイント引き上げ年二・七五%とした。
 これを受けてブラジルでは、サンパウロ証券取引所(BOVESPA)の平均株価は二・八九%、主要外債の一つグローバル40は二・〇一%、Cボンドは一・三八%下がり、カントリーリスクは一・六%上昇して443ポイントへと、二〇〇四年十一月以来の高いレベルに達した。
 FFレートは今後も上昇し年末には三・五%に達すると金融市場ではみられており、ブラジル政府の外資調達は困難になると予想される。今年下半期には引き下げられる見通しだった基本金利(Selic)の引き上げを中銀が延期する可能性が強まった。