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東西南北

3月24日(木)

 サンタカタリーナ州衛生局と保健省の調査班が二十三日、ブラジルさしがめ虫の捕獲に挑戦し始めた。調査班は、患者らが立ち寄った屋台のサトウキビ搬入経路をたどって昆虫の巣を探る。サトウキビ配給業者はイタジャイ市の他、十三郡にも同じロットのサトウキビを卸している。さしがね虫に刺されたネズミがトラックの上でサトウキビに、または畑で山積みされたサトウキビの上や屋台の物置で放尿した可能性がある。
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 サッカー選手の親族が誘拐の標的となったことで、選手らは身内を外国遠征に同伴するか、警備会社に身辺警護を委託している。ブラジル代表に指名された二十二選手のうち、九人が警備会社と契約を交わした。ロナウジーニョはポルト・アレグレ市に住んでいた親族を全員スペインへ移住させた。親族が地方都市に居住する選手らは、サンパウロ市に全員を呼び寄せ、警備が厳重なコンドミニアムに住まわせている。
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 パラグアイ政府は二十二日、同国シウダ・デル・レステ市で不法就労しているブラジル人二千人を国外退去処分にする可能性があると発表した。処分対象者の中には二十年以上前から栽培を続けてきた大豆生産者もいる。同国ではブラジル人三十万人が働き、うち二十万人は不法就労者だという。
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 過去一年間にドルは七・三%下落したのに、パスコア(復活祭)を控え、バカリャウ(タラ)の値段が昨年比で平均七・八%上昇した。ヨーロッパ諸国の需要が強くユーロ高のため、輸入価格が下がらないという。値上がりの激しいのは低価格商品で、なかには三六・二%上昇したものも。最も高いポルトのバカリャウはキロ当たり四八・二九レアル。