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自動車ローンが過去最高=1年間に20%増超える勢い

3月29日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】自動車購入の長期ローンが二月に三百九十五億レアルに達し、過去最高となった。昨年九月以来、中銀の基本金利連続引き上げにもかかわらず、この時点からローンは一一・六%増加したことから、今年一年で二〇%増を超すとみられている。
 ローンは三十六回払いが最も多く、平均金利は月一・七%で、それ以上は二・三%となっている。金融筋は、車の月賦は支払い遅れがあるものの、貸し倒れがないことからリスクが小さく、今後銀行間での競争が激化すると予測している。
 民間銀行でこの分野トップのブラデスコ銀行は、昨年百三億レアルの貸し出しを行ったが、今年は百五十億レアルから百六十億レアルを目標としている。同行では現在一万五千件の代理店と融資契約を取り交している。自動車メーカーではこれまで自社の融資部門を有していたが、その業務を銀行に委託している。例を挙げると、フィアットはイタウ銀行と、フォードはブラデスコ銀行と専属契約を結んでいる。