ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

3月31日(木)

 ルーラ大統領は二十九日、訪問先のベネズエラでウリベ・コロンビア大統領、ザパテロ・スペイン首相との首脳会談を前に演説を行い、ロシアからの武器輸入や人権問題で米国に非難されているチャベス大統領を擁護した。ブラジル政府は同胞であるチャベス大統領に対する中傷や当てこすりを認めない、ベネズエラは独立国家で、国の進路を自身が決める権利を有すると大統領は主張。
     ◎
 サンパウロ市東部サポペンバ通りに面したガソリンスタンドで二十九日正午、工事中の地下タンクが爆発し、六十六歳の男性が即死、経営者二人と従業員三人がやけどを負った。爆風でスタンドの屋根は吹き飛び、自動車六台が破壊され、二〇メートル先の家のガラスも粉々に砕けた。男性が作業中、地下十四メートルのタンクから漏れたガソリンの揮発ガスに、懐中電灯の火花が引火したとみられる。同スタンドは無許可で営業していた。
     ◎
 サンパウロ市アウト・デ・ピニェイロス区やブタンタン区などの住宅に侵入、飼い犬を毒殺し、強盗を働いていた四人組の男が二十九日早朝、リオ・ペケーノ区で逮捕された。うち一人はTシャツ十一枚、半ズボン二十八枚を重ね着しており、犬にかまれるのを防いでいた。同地区ではこれまでに少なくとも五匹の犬が殺鼠剤で毒殺されている。
     ◎
 公共支出の増額が議論される中、政府は大統領府別館の図書館の改装工事に七十一万六千レアルを費やした。防火システムの設置や書庫の改造、書架の購入が行われたが、本の新規購入はなく蔵書は昔のまま。同図書館は法律と政治学関係の蔵書を専門に扱い、登録すれば閲覧が可能。

image_print