3月31日(木)
ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)は第三十回琉球古典音楽コンクールを四月三日午後二時から、本部会館大ホールで開催する。
古典音楽とは、六百年もの伝統を持つ琉球王朝時代の雅やかな宮廷音楽で、三線(さんしん)や琴をひきながら歌うもの。
今回は記念すべき第三十回なので、野村流音楽協会ブラジル支部、野村流保存会ブラジル支部、琉球筝曲興陽会ブラジル支部、琉球筝曲保存会ブラジル支部の四団体の協力をえて、約百人による開幕合同演奏が行われる。さらに大会後には熟練者によるショーも予定されている。
当日は新人賞、優秀賞、最高賞の三カテゴリーに分かれ、二十人が競う。遠くはカンポ・グランデからも参加がある。入賞者に賞状、全員に参加賞が用意されている。
十年ぐらい前には、五十人が参加していた時期もあったそう。実行委員長の知念直義さんは「大勢きてもらって励ましてほしい」と語った。会長となって初の定例行事に臨む与儀会長も、「古典音楽継承のため、みなさんで盛り上げてください」と呼びかけた。