コラム　オーリャ！

　ユダヤ教の集会所（アヴァニャンダーヴァ通り１３７番）が来年五月、ムゼウとして再出発する。サンパウロ州で初めてのユダヤ文化博物館で、ラテン・アメリカで最大規模。二十八日付けのフォーリャ紙が報じた。
　記事によると、信者たちはほかの区に移り、頻繁には集会所に通わなくなっていた。一般の魅力を引きつけるために、合唱、劇、正統・革新派のラビのほか、儀式やフェスタを催す計画だ。
　ユダヤ系が集中的にセントロに来たのは三〇、四〇年代だった。歴史のコーナーでは、当時の典型的な街路を再現するという。
　中国系などが商業関係で力を見せ付けているとは言え、東洋人街に日本人の住人はまだ多い。仮に将来、時代が移り変わって日系人がいなくなったとしても、足跡は消したくない。（古）

05/3/31