4月5日(火)
エ・カンピオン(王者だ)――。サッカーサンパウロ州選手権の十七節が三日、各地であり首位のサンパウロはモジ・ミリン市内でサントスとのクラッシコ(伝統の一戦)に挑んだ。〇対〇の引き分けに終わったが、残り二試合を残してサンパウロが通算二十回目の優勝を勝ち取った。
両チームの頭文字をとり、「サン・サン」の愛称で知られるこの一戦。本来はサントスの本拠地で試合が行われる予定だったが、地元でサンパウロの優勝は見たくない、とサントス側の申し出で急きょ、中立地のモジ・ミリンに会場を変えて行われた。
引き分けでも優勝が決まる有利な状況ながら、ファンの大声援を背に、勝ちを目指すサンパウロ。一方のサントスはエースのロビーニョこそ出場したものの、六日に控えたリベルタドーレス杯に備え主力を温存したこともあり、サンパウロがたびたび好機を作り出した。前半二十分にDFを退場で失ったサントスだが、GKエナオの好守備でサンパウロに得点を許さない。結局無得点の引き分けに終わったが、サンパウロが二〇〇〇年以来の優勝を決めた。