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変貌する地方都市=インフラ投資に新しい動き

4月6日(水)

 【エザーメ誌八三五号】インフラストラクチャーへの投資で、ブラジルの地図が塗り替えられた。アマゾンのジャングルの中に突如工業団地が出現し、ブラジリアの陸の孤島には、人口四百万人の都市が現れた。カマサリ工業団地は、田舎町のサルバドールを一躍近代都市に蘇らせた。
 しかし過去三十年間、ブラジルのインフラ投資は停滞した。国家資産と産業はサンパウロ州に集中し、北東部地方は未だ貧しい過疎地の代名詞となっている。
 ところが最近、新しい動きが始まった。まず始めにマラニョン州のイタキ港の完成だ。同港をターミナルとする鉄道網の整備で大型資本の投下が期待され、鉄鋼とパルプの工業地帯へ変貌しようとしている。
 北部地方では、アマゾナス州地方部のウルク・ガス鉱床からのガス・パイプラインの敷設がある。ペルナンブッコ州では、二十五億ドルを投じてペトロブラスと、ベネズエラのPDV石油公団の精油所が建設される。
 バイーア州カマサリ工業団地は、同州を北東部の過疎地から引き離した。同団地はブラジルの国内総生産(GDP)の一五%を生産し、二万三千人を雇用している。
 マット・グロッソ州とマット・グロッソ・ド・スル州はブラジルのGDPで年々、農産物輸出の重要な地位を占めている。両州は将来、農業大国ブラジルの心臓部となる可能性を秘めている。同地域に注ぐ世界の目は二十一世紀を見る目だ。
 専門家によれば、どれが大穴か分からないらしい。最初に計画したときは,雇用創出が目的だった。次に品質向上に努力し、国際市場へ出して見劣りしない製品の技術革新に努めた。しかし、インフラ投資の本命は、有為な人材を輩出する教育といえそうだ。

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