USP─LESTEでの植樹(本日付六面)で、日伯両国民の姿勢が結構、異なっていて印象深かった。
予め等間隔に掘られた穴に樹木を入れて土をかけるのが、主な作業だ。日本人はスコップや鍬などを持参。汗びっしょりになって、働く。
一方ブラジル人は二、三本植えれば、もう満足。後は仲間と記念撮影をしたり、テレビ局や新聞社の取材を受けてワイワイ騒いでいる。多くは、道具すら持って来ていない。 大学側は解散前、同協会関係者を頼りにしてこう言った。「我々には、日本人の力が必要だ」。
日系人は、ブラジルで一定の地位を築いた。もちろん、二世が出世したことは大きな要因だ。縁の下の力持ちになった一世が、評価されたとも思いたい。 (古)
05/4/6