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東西南北

4月7日(木)

 司法長官協会は、判事の特権として年間六十日の有給休暇に九十日追加するよう連邦最高裁に願い出た。司法官が子供一人を養子として迎えると、百二十日の有給休暇。五年務めると欠勤して専門コースを受講、外国での学会参加や司法制度の研修が許され、給料から一切差し引かれない。その他に住居手当や通勤手当、移転手当、出張手当の増額や、親戚の葬式出席のための有給休暇など、呆れた特権の追加が出てきている。
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 ミナス州イタニャンドゥ市でシジネイ・A・メネゼス牧師(25)は周りに尊敬され、自分の農園に教会建設を計画していた。同市で偶然一泊したサンパウロ市の軍警が同人に見覚えがあり、身元を調べた。その結果、〇四年十一月にサンパウロ市タトゥアッペ区にあるSPBus会社を襲い、百二十四万レアルを奪ったグループの主犯だったことが判明。同人は、盗んだ金で農園を購入していた。
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 サンパウロ州リベイロン・プレット市近郊アラミーナ市の警察は父(37)と娘(15)の毒殺事件を捜査している。二人の遺体は四日、息子(12)に発見された。父親が母親と妻に遺書を残していることから、父親が無理心中を図ったとみられるが、警察は他殺の線も追っている。死亡した父とその妻は仲が悪く、三日に夫婦ゲンカした後、妻は息子を連れて親戚の家に行っていた。
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 鮭とスズキの生食が原因とみられる寄生虫感染が報道された後も、一向気にせずジャルジン・パウリスタ区やイジエノーポリス区の日本料理店に通い続ける日本食ファンがいる。美味に加え、健康とダイエットに良いことが彼らの足を運ばせるが、新しい店は慎重に選ぶとの声も。農務省は五日、鮭の輸入先のチリ当局に鮭の養殖と輸出の際の衛生状態を報告するよう要請。州当局はマイナス一八度での冷凍が難しいため家庭での調理を控えるよう勧めている。