九日午後一時から、文協会長選三候補による「立会演説会および公開討論会」が開かれる。
ミンナナカヨク、ガンバリマショウ―。「学者喧嘩せず」と言わんばかりの態度を貫いてきた上原氏。
数週間前、邦字紙二紙が座談会スタイルの討論会を提案したものの、同氏は固辞。その理由を問う記者にも、大きくかぶりを振って完全拒否の姿勢を見せた。
で、今回の討論会である。あせりかタイミングを図ったか―。現執行部内で会費未払いの理事がいたことが発覚、正監査も数人が下本派に。副会長も大きく刷新を図っている。シャッパにも苦労したようだ。
六日、憔悴した面持ちで「最後までやりますよ」と力なく語った上原氏。選挙一週間前の討論会でいかに浮動票を取りこむか。現体制維持をかけた正念場といえよう。 (剛)
05/4/8