4月12日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十一日】就任三カ月後のセーラサンパウロ市長の支持率がマルタ前市長、マルフ、エルンジーナ、ピッタ元市長よりも低いことが、ダッタフォーリャ社の調査で明らかとなった。
四月六日と七日に、千六百二十四人のサンパウロ市民を対象に行われた聞き取り調査によると、セーラ市長の評価について「最高・良い」と答えた人は二〇%、「普通」が三五%、「悪い・最悪」は三七%を占めた。マルタ前市長はそれぞれ三四%、四二%、一四%だった。
市の財政状況が厳しいにもかかわらず、セーラ市長は当選当時、調査対象者の六四%から前市政よりは良くなると期待されていた。しかし現在、市長が期待以上だったと答えた人はわずか五%、期待通り一八%、期待はずれは七〇%に上った(前市長はそれぞれ一一%、三一%、四九%)。
もし今、市長選挙が行われればマルタ候補に投票すると答えた人は五〇%、セーラ候補は三八%。十点満点の評価では、男性四・三点、女性四・七点と女性の評価が高く、また、調査対象者の学歴と所得が高くなるにつれ、支持率が上昇する傾向も確認された。
支持率が低下した理由として、バス運賃の値上げ、市関係機関八十カ所での送電停止、ペルエイロ(乗合バス乗務員)との補助金交渉難航と市庁舎前での軍警との衝突騒ぎが挙げられる。同社のパウリーノ専務は、セーラ市長と前市長を比較する場合、ピッタ市政の評価が低かったため、マルタ市長就任三カ月後の評価が相対的に高くなった点を考慮する必要があるとコメントした。