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前進しなかった貿易交渉=ナイジェリア訪問=開発相、不満あらわに
4月13日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】アフリカ歴訪中のルーラ大統領一行は十一日、ナイジェリアの首都アブジャに到着、空港で民族舞踊の歓待を受けた。
今回のナイジェリア訪問の主な目的は貿易不均衡の是正だったが、両国間の交渉は前進せず、今年中にもブラジルから新たなミッションが赴くことになりそうだ。二〇〇四年には、ブラジルから同国への輸出約五億ドルに対して輸入は三十五億ドルと、貿易赤字は三十億ドルに達し、同国はブラジル最大の貿易赤字相手国となっている。
ナイジェリアへの輸出はガソリンと砂糖が約七〇%を占め、輸出は昨年一五四%増加したが、輸入も九〇%以上増えたため、赤字縮小には程遠い。
フルラン産業開発相は、大統領宮殿で行われた会議を「とりとめのないもの」と呼び、靴、タバコ、紙などのブラジル製品が輸入制限リストに入っていることについて「他の国からは輸入しているのに、ブラジル製品はその多くに制限が課せられている」と不満を表した。同国の通商担当大臣が会議に姿を見せず、代理が応対したことも同相をいらだたせた。
一方、ルーラ大統領は同日、政治、通商関係の強化と文化交流の促進を目的とした、アフリカ諸国と南アメリカ諸国の首脳会議開催を求めた、オバサンジョ大統領の要請を受け入れた。九月に同大統領が来伯する際に、来年当初にも開催が予定される首脳会議の詳細をルーラ大統領は伝える考えだ。