4月13日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】連警は十一日、六州にまたがって三百人の警官を動員し、詐欺団の一味十三人を逮捕した。一味は実業家、弁護士、外為取扱業者、公務員、投資家と広い分野に及び、国債などの偽造証券を売りつけたり、経営が悪化している企業に不正融資などを行っていた。これによる国庫の被害は十五億レアルに上る。一味は詐欺罪のほか、公金横領、資金洗浄、犯罪組織結成で起訴される。
一味の犯罪はリオ・グランデ・ド・スル州を中心としてパライーバ、トカンチンス、リオデジャネイロ、サンパウロ州とまたがった。連警は三年前から内偵を始め、首謀者がアルゼンチン人であることを突き止めたことから、「タンゴ作戦」と名付けて捜査していた。逮捕状は十六人だったが、今回は十三人のみが逮捕された。