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東西南北

4月13日(水)

 ブラジル・テレコムのカルラ・シッコ社長が十一日、企業機密の公表と違法組織構築で連邦警察に告発された。同女史はオッパチューニティー銀行のダンタス頭取と共謀し、企業スパイ網を築いた容疑で召喚された。有罪が確定すると、七年以下の禁固刑に処される。連警の話によれば、ブラジル・テレコムは米系興信企業クロールと契約し、政府の閣僚級要人を内偵していたという。
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 ダニエーレ・B・バスケス容疑者(22)が十一日、ブラジリア市警に父親殺害教唆の疑いで逮捕された。父親ジョゼ・B・バスケス(46)氏は、ウルグアイ大統領タバレー・バスケス氏の甥の息子に当たり伯銀に勤務していた。ダニエーレは祈祷師と遺産を分割する約束をし、元恋人に三千レアルで父親殺害を依頼した。被害者は前妻宅で隠れていた元恋人に射殺された。祈祷師は、呪詛の仕方は教えたが、射殺しろとはいっていないと弁解している。
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 郵便小包を開封した瞬間それが爆発し、ブラガンサ・パウリスタ市のスポーツ施設で勤務中のアンドレーアさん(25)は十一日、右指四本を失い、顔と胸に重傷を負った。差出人名が無記入の小包には、恋人がまだ渡していなかったパスコアの卵が入っていたのではないかと被害者はコメント。現時点で容疑者は恋人ただ一人。
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 ああ無情―。サンパウロ市の薬局でシャンプーとコンディショナー(二十四レアル相当)を盗もうとして逮捕された後、マリア・A・マットス容疑者(24)は、約十一カ月間拘留中に別の拘留者から暴行され、熱湯か化学薬品を顔にかけられて右目を失明した。暴行は看守があおった疑いがある。同容疑者は過去に四回、同様の窃盗の前歴があったため、仮釈放願いを却下されていた。サンパウロ州では現在千四百十四人の軽微犯が拘束されている。